Young Cooperation 青年交流

第2回日露学生フォーラム

2019-09-29 16:42
9月23日から28日まで、モスクワ国立大学で第2回日露学生フォーラムが開催されました。このフォーラムは、日露の大学関係者が集った日露大学協会総会の関連行事の一つです。第8回日露学長会議、日露大学協会のワーキンググループおよび第6回日露学術フォーラムでは、両国の学術教育コミュニティが緊密化し、また教育分野の交流発展のための計画や二国間研究プロジェクトについて言及されました。

モスクワ国立大学学生連盟副代表のエカテリーナ・ジマコワさんと神戸学院大学の坂口尚弥さんは、「日露学生の友情:誰が、どのように、どこで」と題するプレゼンテーションにおいて、両国の学生交流や日露学生連盟の制度化について言及しました。その後、協力発展に関する議論が行われると、モスクワ国立大学学生連盟代表のアリ・アサドフさんが、モスクワ国立大学法学部と北海道大学の協力を一例として紹介しました。また、モスクワ国立大学の学生や日露の大学関係者は、2021年に新潟で開催予定の第3回日露学生フォーラムなど両国関係の潜在力を発展させるための提案をしました。

第2回日露学生フォーラムの閉会式では、モスクワ国立大学のマゼイ副学長とモスクワ国立大学・北海道大学共同事務所長の加藤博文教授が発言し、学術、教育、研究、文化およびスポーツ分野における両国の若者の協力を発展させるための場として日露学生連盟が創設された旨述べました。また、フォーラムの参加者の意見によると、日露学生連盟は、各プロジェクトへの参加可能性、文化・教育分野での交流実現の可能性、さらには教育・学術研究分野における共通の基準や手法等の開発といった可能性を全ての若者(高校卒業後の若者から若手専門家まで)に与えることで、日露大学協会の活動を補完する重要な組織になり得ます。