このシンポジウムは、9月に新潟大学が主催し、日露の医科学系研究者が集う「日露学術フォーラム」のプレイベントとして開催されました。「日露学術フォーラム」は「第3回日露大学協会総会」の関連イベントに位置付けられています。同総会は、日露の主要大学学長らが一堂に会し、両国の関係強化を図る国際的な行事として、定期的に開催されているもので、本年度はオンラインでの実施を予定しています。
今回のシンポジウムでは、日露双方から計7つの発表があり、日露の医学教育にかかわるユニークな取り組みや医学研究の最新事例が紹介されました。日本側からは,総合診療医養成プログラム(新潟大学)や、放射線被害に関する研究活動(福島県立医大)について,ロシア側からは、細胞の再生と老化(モスクワ国立大学)や医学分野における日露の連携状況(アルタイ国立医科大学)について、報告がありました。専門の異なる日露の研究者がオンラインで集まり、最新情報を持ち寄る貴重な機会となりました。