第5回日露学長会議

2015年3月2日から3日にかけて第5回日露学長会議が東京で開催されました。この会議には、日本側から26大学の関係者のほか、文部科学省や国立大学協会の関係者も参加しました。ロシア側代表団を率いたのはサドーヴニチィ・モスクワ国立大学学長で、30の大学から学長や副学長が参加しました。「大学と社会：現代世界における大学の役割」と題する今回の学長会議のオープニングには、日本側団長の里見進東北大学総長、日露大学間交流のポテンシャルの高さを指摘したサドーヴニチィ学長、吉田大輔文部科学省高等教育局長、アファナーシエフ駐日ロシア連邦特命全権大使が参加しました。

学長会議では、日露の関係者が、若年世代の教育や学術発展に関する最新の研究成果を発表しました。発表の合間になされた参加者間での活発な議論では、環境問題、健康的食事、農業開発、再生可能エネルギーに関する研究について興味が示されました。そして学長会議の最後には、会議の総括や今後の協力の展望を記したコミュニケが採択されました。