このシンポジウムには、以下の日露の大学の学生が参加しました。モスクワ国立大学、サンクトペテルブルク国立大学、カザン連邦大学、太平洋国立医科大学
沖縄科学技術大学院大学、北海道大学、新潟大学および東海大学です。
シンポジウムのモデレーターを務めたのは、日露学生連盟共同代表兼モスクワ国立大学学生連盟代表のジマコワ・エカテリーナさんです。
シンポジウムの主なトピックは、学術交流の促進や、日露の生物医学分野におる若手の医師や研究者に対する専門的な進路の構築でした。
サンクトペテルブルク国立大学医学部の女子学生ユフタ・アンジェリナさんは、新潟大学での留学経験を発表しました。モスクワ国立大学の卒業生で、国立心臓医療研究センター研修医のアラフヴェルジエフ・アリヴィンさん、そしてカザン連邦大学の研修医イブラヒモワ・サフィナさんの2人は、筑波大学での研修プロセスについて詳細に語りました。太平洋国立医科大学の女子学生ラシマノワ・タチアナさんは、学内の日本学生クラブについて紹介しました。アストラハン・マリヤさんは、沖縄科学技術大学院大学における自身の研究について紹介しました。東海大学のユニバーシティビューロー付(国際・ユーラシア担当)のグラディシェヴァ・ヤロスラヴァ助教は、コロナ禍で留学形態が変化したことを説明しました。同じく東海大学の川部大志さんは、ロシアで学際的な研究プログラムを選択する利点について語りました。
シンポジウムの参加者は、日本やロシアで勉学の機会が得られる可能性を情報共有すべく類似のイベントを開催すべきだと指摘しました。また、このようなシンポジウムは、両国間での青年交流を強化するほか、学生の学術交流を発展させることにも繋がります。